ビジネスの素

Chapter4   ビジネスの素(夫の協力)

5, 妊婦期間が暇

 「妊娠期間中、暇な時間をどう過ごすべきか？」という悩みを抱える初産婦の方もいます。

気分転換のために模様替えや読書を楽しむ人もいますが、妊娠期間中は体調やお腹の赤ちゃんのことを考え、無理な運動や外出を控えることもあります。

そこで、妊娠期間中に楽しめるレクリエーションのアイデアが必要とされてきます。

例えば、ウォーキングやヨガなどの妊婦向けの運動、妊婦さん向けのカフェやショップ巡り、手芸や料理などの手作り、読書や映画鑑賞などのインドア派向けの趣味など、さまざまなレクリエーションがあります。

 また、妊娠中は周りの方々とのコミュニケーションも大切です。

妊婦同士で集まってお茶をしたり、妊娠・出産について情報交換をする場も求められるでしょう。

 妊娠期間中は自分自身の健康管理や赤ちゃんの成長に集中することが多いですが、適度なレクリエーションを楽しむことでストレス解消やリラックス効果も期待できます。

妊娠期間中のレクリエーションは、妊婦さんの個性に合わせて提供される必要があります。

6, 勝手に模様替えされる

 「勝手に模様替えされる」というのは、よくある嫁姑問題のひとつです。

姑や義両親、実両親などが、自分たちがいいと思って、勝手に模様替えをしてしまうのです。

その背景には、「よかれと思う」という理由があります。

 例えば、姑は自分の経験から、嫁の至らない点が見えるため、赤子の安全対策などの名目で模様替えを行ってしまいます。

しかし、嫁にとっては、勝手に模様替えされることでストレスを感じるのです。

 また、姑は自分の家の延長線上として嫁宅を捉え、自分の好みに合わせて模様替えを行うこともあります。

カーペット、バスタオル、カーテンなどを変えることが多く、時にはベビーベットを置きたがることもあるようです。

これは、嫁姑問題の一例であり、姑は息子の部屋のように考えている場合が多いようです。

求められるカウンセラー

 このような問題に直面した場合、カウンセラーが有効な解決策となることがあります。

カウンセラーは、嫁と姑のコミュニケーションを円滑にし、双方の立場や思いを理解しあえるように導いてくれます。

カウンセリングを通じて、嫁と姑の関係を改善し、模様替えの問題を解決することができるのです。

 日本においては、家族関係が重要視される社会であり、嫁姑問題は多くの家庭で起こりうる問題です。

しかし、カウンセリングを活用することで、嫁と姑の関係を改善し、家族の絆を強くすることができます。

7, 夫が協力的でないことへの不満

 妊娠中の女性にとって、夫の協力は非常に重要ですが、中には育児に対して無関心な夫もいます。

このような場合、妻が育児に負担を抱えることになり、ストレスや疲れから健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

そこで、「夫を協力させる方法」がニーズとして浮かび上がってきます。

 夫が協力的でない理由には、育児が妻の仕事であるという価値観が根強く残っていることや、育児休暇を取ることができないことがあります。

また、何をすればいいかわからないという不安感もあります。

巷にある男性用の子育てアプリなどは、夫が協力的であることが前提条件になっていて、育児に無関心な夫はそもそも利用しようとすら思いません。

夫を育児に参加させることは、容易ではないのです。

しかし、ヒントになりそうなことは既に提案されています。

・ワンオペ育児などを体験させる(ワークショップや仮病などで)

・育児自体にレクリエーションの要素を含ませる

・育児に協力することが男性的に優れていると思わせる

・育児休暇を調べる

・分担をスケジューリングして業務の一環にさせる

・周囲のイクメンや欧米の子育て事情をちらつかせ、育児に非協力なことは恥だと思わせる(世間体を気にする夫に)

総じて既存の価値観を転覆させることは避けて通れないでしょう。

 このように、ニーズに応えるには困難が伴いますが否定的な側面ばかりではありません。

例えば、男性の育児休業取得率は近年上昇しています。

平成の時代では概ね 3%以下だったものが、令和元年には 7.48%、令和2年は 12.65%、令和3年では 13.97% まで上がりました。

 また競合他社も少なく未知の分野なので、ビジネモデルを完成できれば... その先は期待できるかもしれません。