Chapter1   出現単語のランキング

風水・占いクラスター

Chapter2   質問者の声（要約）

質問サンプル

Chapter3   ビジネスの素

 風水的な解決を入り口とし、ウェルビーイング（well-being）に関連付けることで収益化の可能性があります。

質問者は自分の認識を変化させることを望んでいます。

占いに懐疑的な質問者でも迷信だと一蹴できないので、潜在的な不安を抱えている可能性があります。

したがって、ビジネスモデルとしてウェルビーイング（well-being）の枠組みで応えることを考えてみましょう。

北枕対策

 風水・占いに関する模様替えの質問の中で、北枕に関するものが4割を占めています。

日本では北枕が死者を寝かせる方角として考えられるため、その影響があると思われます。

しかし、風水的には金運の上昇など否定的に解釈されないこともあります。

寝室は風水的に気の出入りがある重要な場所とされているため、この環境を整える名目で寝具やアロマ、インテリアレッスンなどの商品やサービスを販売するチャンスがあります。

寝具系

 風水では、様々な寝具に何らかの意味を持たせています。

例えば枕一つとっても、大きくすると出世運が上がるとか、カバーを白にすると浄化されるなどです。

身近にある寝具をよく観察してみましょう。

大きさや色の他に、材質・使用年数・手触り...など、視覚的あるいは触覚的に捉えられるものがあるはずです。

それらを、風水的に何らかの意味付けを与えることで、寝具に新たな付加価値が発生します。

 ここで重要なのは、風水理論を正しく解釈することよりも、消費者(質問者)に納得してもらうことです。

なるほど！ と相手に思わせる風水レトリックの作成が勝負の鍵、つまり「ビジネスの素」になります。

この点を上手くできる人ならば、収益化もそう難しくないでしょう。

なお、販売する寝具自体は通常のものでよいと思われます。

怪しげな寝具を新たに作成しても、余程上手くやらない限り警戒されるのが関の山でしょう。

アロマ

 次は、嗅覚に訴えかけるものとしてアロマを考察してみましょう。

いわゆる、アロマ風水の名目で市場に流通しているものです。

これは快眠を旗印にできるので、風水よりもウェルビーイング（well-being）に近いかもしれません。

例によって、寝室にラベンダーを置くと愛情運上昇...などが既にあります。

しかし、アロマの種類は非常に多いので(250～300種類)まだ知名度のないアロマと風水を結びつけることにより、アロマ風水内でのニッチ戦略に出ることも可能でしょう。

セミナー

 セミナーによる収益化を図ることは、既に行われています。

例えば、カリモク家具によるインテリアレッスンなどです。

カリモク家具 (https://www.karimoku.co.jp)

このセミナーでは、風水的なものではなく Well-being（ウェルビーイング）を掲げています。

知名度のある家具店が Well-being（ウェルビーイング）の切り口で訴求してくるのは、非常に強力です。

家具を販売しているなら、工夫次第で大ヒットが生まれるかもしれません。

寝室以外の模様替えと風水

 寝室以外でも同様の販売戦略が適用できると思われます。

部屋の様々な家具・インテリアと風水は結び付けられています。

質問者の声にあったように、鏡・クローゼット・トイレ・机・植物...などです。

観葉植物などは、イメージしやすいと思います。

 占いの市場規模は、1兆円産業になるので非常に大きくて魅了的です。

個別事案が多く、一般化に向かないので寡占的にはなりずらい傾向があります。

商品やサービスを多様化でき、裁量の余地も大きいので自由度が高いでしょう。

読者の中で、我こそはレトリシャンと自負する方は当たるかもしれません。